●プロの職人が行う●
和式〜洋式トイレへの改装例
昔から良くある一般的な和式トイレから洋式トイレへ改修させていただいた現場(最近の施工例)です。
工事にさきがけ先ず廊下には瓦礫や土砂を搬出するので傷防止のために予め養生紙を張り、その上にベニヤ板などで二重に囲いをして床養生をします。
既存のトイレの内装はそれぞれのお宅により、床・壁の仕上げ材はまちまちであります。
このようにタイルの床でかつ壁が高くまでタイルで立ち上がっていると解体工事は比較的手間取ります。(撤去による振動で裏面の部屋の壁などに注意しなければいけないので)

コンセントの増設・手すりの取付、また天井点検口もこの機会に取り付けるということになりましたので、古い壁や天井は残さずにすべて撤去してから新たに作り上げる工事となりました。
柱と他骨組みを残して壁・床天井は全て撤去。
このようなタイル張りの床は内部が空洞の場合と、このように全て土砂が詰まってできている場合と大きく分けて二種類あります。

この通り全てタイル+コンクリ+土砂ですからはつり作業や瓦礫搬出作業の土砂処分がたいへん手間どります。

床下が空洞の場合ははじめから床下に土砂がありませんので床材を剥がせば残りの撤去作業がはかどり工期、手間、瓦礫処分費が助かります。

この場合は、土砂とタイルだけの搬出量がこのトラック(1.5トン車)たっぷり二台分でました。
ここで注意したいのは、単にキレイになる改修だけを目的とすればこの余計な工程をパスして完成させてしまうことも出来てしまいます。 でも・・・あえてそのようにしないのには大きな理由が2つあります。
一つめの理由は既存の給水管や排水管が土砂の内部に埋まったりしていてで腐ったり割れたりしていないかを確認したいため。
もし痛んでいた場合に取り替え作業をするためです。
そしてもう一つの理由は新たに作る床を保護したいので。(湿気防止のために床下を広とっておきたい)

このために通常の部屋の床下と同じくらいの深さまでわざわざ掘り下げて大量の土砂を撤去したのです。

新たな床はクッションフロア貼りの仕上げですが、下地板は12ミリの合板を一枚張った上に更にもう一枚同じく重ねての二重張り。

←これは将来の床ヘタリ防止のためです。

天井は穴を明けて開口部を設けました。その理由は、このお宅にはトイレの近くに配電盤がありましたがその近辺に天井裏への点検口が見当たらなかったことでした。幸いトイレ上部の小屋裏空間も十分あったので将来の電気設備の増設や小屋裏の点検にはあったほうが便利だと考え、お施主様と相談してこの便器手前の入り口部分(脚立が架けられて入り易い位置の上部に取り付けてみました)これはトイレリフォームとは直接関係ありませんが、なにかと将来的に役にたつことがあると思っております。
壁の下地は左写真のように構造用合板をベタに打ち付けてから壁の仕上げ下地となるプラスターボードを重ねて二重張りとした上にビニールクロス仕上げとしました。ボードとクロスだけでも壁はそれなりに仕上がりますが、合板を下に打ち込む理由は将来増設されるだろう手すりや棚などが取付らるように配慮したからです(どこに取り付けてもビスや釘、取り付け金物などが簡単に付けられるようにと。あと、もう一つの大きな理由は構造的に壁を丈夫にしたかったので。これは解体時のこのようなときにしかチャンスがありませんので。(いちおう耐震補強相談士ですのでこの辺見てみぬフリが出来ません^^;)
換気扇は新しく取替え、窓の上部に無垢の厚板で棚を取り付けました。
(厚板無垢の理由は曲がり防止とこだわり。)
手すりは片側にL型の手すりを取り付けました(今後の増設はいつでも可能)
←左 仕上がり画像です。
このように出来上がってしまうと床下や壁内部の構造、また差し変わった配管などが見えなくなってしまいますので一見どこにでもあるリフォームとなんら変わりありません。

ですが同じトイレリフォーム工事でもその業者さんの得意、不得意分野や工事に対する考え方、また営業方法によって、これらの工程、造り方が大きく変化するものだと私は考えております。

★今回のこの工事、給水管は案の定、土砂の一番底部分で折れそうな位に錆びてやせ細っていました。
新規の樹脂管に給排水管共取り替え完了しました。
-まとめ-
このような工期二日くらいの一見小さな工事でありますので、どんな工事店や販売店でも同じように出来そうなリフォーム工事だと思われてしまいがちす。
プレハブのような規格住宅でない限りはこの工事例のように一軒一軒それぞれお宅の仕様が違うわけですから現場の工事内容は当然変わってきます。ですから、定額制やまるごと価格なんてものは本来はありえないことなのです。
みなさまは営業に長け、またこんな常套手段をもった業者さん達に引っかかることのないようお祈りしております。
工事概要(トイレ室内全面改装)

室内サイズ:1.8m×1.05m(一帖強) 

機種:節水4.8?トイレ ピュアレストOR+ウォシュレットSB(TCF6421)

備品:紙巻器・手すり・タオル掛け

取替えた設備/新規追加設備:換気扇取替え・照明取替え・棚取付・天井点検口取付

                   給水、排水管差し替え ・窓木枠取替え        

お支払い税込み工事金額: 37.7万円(仮設のトイレ設置・くみとり料含む)

公的補助金:焼津市高齢者住宅改修助成制度利用(実質負担額 27.7万円)

不明な点など詳しくはお問合せ下さい。

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